クリボーきたる
3/9土曜。
この頃北欧にはまっていた。ランチに北欧料理を夫に提案。
吉祥寺の店か六本木の店か選ばせたところ六本木というので行く。その後、サントリー美術館の河鍋暁斎の展示を見に行くため歩いているとペットショップが。
夫はそこにいたタイニープードルに釘付けになった。
愛嬌のある動きとくりくりとした表情が魅力の子だった。沖縄生まれで女の子、レッドの子だった。
美術展から戻ってまた戻るとやっぱり夫はその仔犬を見ていて、連れて帰ると言い出した。
わたしは大家さんに電話して、いいといったらいいんじゃない、と言ったらすぐに電話。
大家さんにダメ、と言われて落ち込む夫と少し寂しい気持ちで帰宅。
翌日曜には、ペット可物件に引っ越してからブリーダーさんとこ通って迎え入れるのがいいかもね、なんて話していた。
わたしはもう切り替えていたけど、月曜、火曜と夫は仕事の合間にめちゃくちゃ犬関連のサイトのURLを送ってくる。
ネタかな、と思って聞いていた。だけど少し不安な気持ちもあった。
3/13水曜日、少し早めの帰宅。
いつも夫から帰るときには連絡があるが特に連絡なかったので家でNetflixでも見ようと家に近づくと明かりがついていた。
あれ?帰ってる?と思って玄関を開けると足元に犬を連れて帰る用のダンボールが。
家には散乱した大きなダンボールや緩衝材が。瞬時に察した。
居間にはでかいケージと震えるプードルの仔犬がいたのだった。
わたしは驚くとともに一気に冷静になり色々なことを考え始めたのだった。夫はめっちゃ笑顔だった。怒る気にもならず、呆れたが受け入れる以外ない。
しかもこの犬、土曜に見た犬と別の犬だった。
相談して欲しかったよねと言うと、相談したら止められると思った、という。
その日、わたしは4:00頃まで眠れなかった。
3/13家に来た日のクリボー